注目

バージョンアップ予告

あと1週間、9/15までのどこかでバージョンアップする見込みです。

実装の変化

機能面で一区切りついたのが約2か月前。この時点ではVue2のSPAアプリであった。

次の目標として、Twitter等での拡散性を考えるが、これはOGPをサポートする必要がある。OGPをやるにはSPAをやめてSSRにする必要がある。そういうことならいっそのことVue2からVue3+Nuxt3に移行するか、となる。Vue2だったのはVue3非対応のUIコンポーネント(特にBootstrap-Vue)を使っていたからなので、何か代替を探す必要がある。で、最初Vuetifyを使い始めたが、微妙に不便なところが出てきて結局PrimeVueとのハイブリッドになった。さらにVue3にはComposition APIというが導入されたんでせっかくだからそっちに行くか… という具合にどんどん話が広がり、もともとの「OGP対応したい」という動機を達成するために膨大な作業が必要になり、結局2か月かかってしまった。まあこのおかげでNuxtやVue3への理解は深まったので良かったこともあるんだが、時間はかかりましたね…

Yak Shavingの見本

エンジニアリングではよくあることだが、Yak Shavingの見本のようなタスクになってしまった。

思い起こせば、Tacticoのフロントエンドパートに着手したころはVue3はβ版すらなく、僕も他プロジェクトを複数抱えてたのでTacticoの実装に使える時間は週に1日、とかだったので、その当時を思えば本当に長い旅であった。今度こそ重要なマイルストーン達成である。

2024年6月18日 スペーシアとSL大樹

浅草発スペーシア

朝、浅草発のスペーシアで出発。我々の鉄道旅は乗る1~2日前に実施決定というのが多く、スペーシアXはマジで取れない。いつか需給が落ち着くことはあるのだろうか。
毎度のことだが、この浅草駅先頭付近はスリリング。いままで重大事故が起きてないのが不思議なくらい。

oplus_2

大まかなプランは、鬼怒川公園で降りたあと、ロープウェイと猿->ホテル三日月のおぷーろ->SL大樹->下今市からJR直通スペーシア である。JR直通のスペーシアは東武で完結するスペーシアより明らかに座席が埋まるのが遅いので、予約に出遅れた場合はオススメ。

鬼怒川公園着

うーむ、マジで誰もいない。列車はほぼ満席だったが、駅に降り立つと歩行者は皆無、自動車もたまにしか通らない。

ネットで有名な元ホテルの廃墟も目撃。これは下調べしていた。いつか中にも入ってみたいものだが、子連れだとさすがに無理なのであきらめる。

徒歩で吊り橋を渡り、ロープウェイ乗り場着。ロープウェイはいいのだが、上った先のコンテンツがボリューム不足。猿に餌あげて10分ほどで終了。山歩きが好きな人ならもうちょっとあるのかもしれないが、そっちのほうまで行く観光客は見当たらなかった。

比べると、千葉県の鋸山のほうがはるかに見ごたえがある。

三日月ホテル おぷーろ

さらに散歩ついでに20分ほど歩き、おぷーろへ。けっこういい景観なのに客は我々のみでまさかの貸し切り。日曜の午後なのにいったいどうなってるのか?? 有名観光地は外国人でごったがえしてるのにここはホテル従業員しか外国人がいないし、もうちょっと本気で取り組んでほしい。まあ快適なのは良かったが、もう温水より冷水のほうが気持ちいい季節である。温水だとすぐ汗をかいてしまう。

SL大樹

これは予想よりはるかに楽しかった。デッキに出ると汽笛や煙をリアルに体感できること、沿線住民にSLに親しむ文化ができていることが大きい。後者はそう簡単にできることではないし、東武鉄道の努力なんでしょうかね?

機関車は昭和16年製。さすがの年季。

日立の「立」一角目が横棒になっているのは何か理由があったはずで、昔どこかで見たんだが思い出せねーな。

今日のクライマックスは下今市駅で。まず、スペーシアの連結を撮ろうと思ったら後進する大樹に邪魔されました。

さらに回転台。鉄道博物館のは模型っぽいが、これは本物。これを観れただけでも今回の日帰り旅行の価値はあった。

帰路

帰りはJR直通のスペーシアで。予約したときはスカスカだったが乗ると7割くらい埋まってた。乗るのは初めてだったが、栗橋で運転停車をするとき、架線のないところを慣性で通過する区間があるようで、空調と照明が切れる。またダイヤを確認すると、下りは午前のみ、上りは午後のみなので、新宿に着いた車両がどうなるのかが気になる。
品川か大宮まで回送して一夜を明かすのか、それとも栗橋まで戻して東武の管轄になるのか。いずれにしても運用に面倒のある路線だな。

特急券は新宿まで買っていたが、新宿の湘南新宿ライン特急ホームは変な場所にあるし(代々木まで徒歩でいける通路をつくってほしいレベル)、自宅へも新宿からより池袋からのほうが近いことに気づいて池袋で下車。

また、PASMOで普通に出場できたのもちょっと驚いた。JR直通のスペーシアは本数少ないし、これを使わない+改札通らない、で鬼怒川温泉から池袋まで行こうとすると、例えば曳舟から半蔵門線に直通して千代田線乗換でJRに入って池袋、とかの遠回りルートしかない。これでも栗橋・大宮経由の運賃で済むらしいことがわかったのは面白い。栗橋では改札を通っていないのに。

2024年5月26日 磐越東線

この記事は 乗り鉄 シリーズの初回です。

大まかな企画

自宅は飯田橋と市ヶ谷のどちらでも徒歩でいける位置にある。ローカル線に乗ることを目的とする場合、往復で違う経路を通った方が違った景色が楽しめるし、途中下車の権利が付く100km超の旅程なら、乗車賃の面でも得である。なので今回の企画は、

  • 飯田橋で乗って上野から常磐線特急でいわきへ
  • 磐越東線で郡山へ
  • 東北本線で東京へ戻り、市ヶ谷で下車

をメインルートとした。ただ、郡山->東京は新幹線を使わないと子連れで現実的な時間に帰宅できない。

出発

えきねっとで乗車券を購入したときには、飯田橋->市ヶ谷で指定した。しかし、実際に飯田橋で発券するとこのような券面になってしまった。

oplus_2

ということは、最後は池袋で下車して切符を記念に持ち帰りつつ有楽町線で帰るつもりだったが、ちょっと計画変更が必要なようだ。まあこれは後の話。上野でひたち9号に乗っていわきへ。この移動中に読書が進む。

いわき到着

電車を降りた瞬間から何か焦げ臭い。この時点では何か駅前で焼肉大会でもやっているのかと思ったが、途中下車の権利を行使して改札を通るとさらに煙たく、目がヒリヒリする。これは火事だな! レアな体験である。

駅から少し歩いて現場を視認。

後で調べたら、被害は建物だけで人的被害はなかったようだ。大したことなくてよかった。


余波で若干煙たいショッピングモール内で昼飯。ここは旨かった。東京だと4000~5000円が相場の寿司が2000円で食えたよ。

磐越東線

ここからが今日の旅の本題。GoogleMapで沿線風景の見どころを確認するが、山間部はスマホの電波は途切れがちなのでもはや読書をする余裕はない。

気動車に乗ると気分が盛り上がりますね。車両のきしむ音がすごい。

この路線は、小川郷~小野新町の、夏井川沿いの自然を疾走するのが魅力だ。関東のJR線だと八高線が唯一似た雰囲気だが、磐越東線は年季の入ったトンネルが八高線にはない魅力である。たいへん素晴らしい。沿線の木の枝が車体に当たる音もいい魅力である。冬場で積雪している時期にも乗ってみたい。

短いにも関わらず中で曲がっているトンネルは、建設時の苦労を想像せずにはいられない。よくこんなところに鉄道を作るな。

小野新町で21分停車。行き違いの列車はすぐ出発したので、この長い停車時間の理由はわからん。近所を散歩しようかと思ったが地図を見ると本当に何もないので、降りずにトイレだけ行った。この時間で検札でもすればいいのに、運転手もちょっと体操をした程度。

小野新町~郡山はあまり面白い風景はなかった。息子とともに少し昼寝して到着。これにて磐越東線を走破した。

帰路

帰りは在来線のみだと帰宅が遅くなりすぎるので新幹線でショートカット。郡山は通過したことはあるが下車は初めて。思ったより大きな駅だった。駅近くの温泉に立ち寄ることも考えたが息子が拒否したのでこれはあきらめる。郡山乗車だと自由席は絶望的と予想して少し先の時間の指定席を確保し、家族向けの土産物を買ったり通過する新幹線を観たりして時間を潰す。ところで、往路ですでに上野を通っているので、上野まで新幹線で行ってしまうとルール違反である。

なので、大宮までの新幹線特急券を買って大宮で下車、残りの旅程を放棄して切符を記念として持ち帰り、あとは手持ちのPasmoで帰る。有人窓口で出て無効印を押してもらってもいいのだが、JR市ヶ谷に有人改札があったかどうか不安になったのでこれいいことにする。

実は、最初は新幹線で上野まで行く権利を確保するため、飯田橋->西船橋->新松戸の経路を通る乗車券を買おうとしたのだが、えきねっとだとなぜか東武アーバンパークライン経由の乗車券になってしまい買えなかったんだよな。

本日から一般公開開始

誰でも実用できる水準まで到達したと思うので、一般公開するとともに告知活動も開始します。もっとも、これからユーザのフィードバックをもとに改良を重ねる必要があるし、有償プランと無償プランの線引き設定もあるし、スクリプト記述の開放など大物の未実装機能も残ってるので、長い旅路のマイルストーンにすぎない。

再度リニューアル中です

当Tacticoは、2022年春に一般公開したあとほそぼそと続けてきましたが、2022年夏ごろから再度のリニューアル作業に着手し、2023年6月末から7月前半あたりでそれが一服する見込みです。

このリニューアル着手時は、2022年9~12月に完了見込みでしたが、ずいぶん伸びてしまいました。このプロジェクトは岡嶋大介が半分ビジネス・半分趣味でやっているもので、他にも複数案件を抱えているうえ、このTacticoには特に締め切りとかは存在しないので、どうしても時間がかかります。ですが去年後半あたりから情勢が変わってきました。

  • 2022年春~秋の強烈な円安の波にうまく乗ったうえ、ほぼ勝ち逃げに近い形で脱出したので、金銭的にはいわゆるFIREの状態になった。もうローリスクな取引だけで食うには充分。(それでもギャンブラーの血が騒いで何かのポジションは取りつづけるでしょうけども)
  • それに伴い、通常の仕事は徐々に縮小し、手掛ける案件は、個人的な興味のあるもの・社会的な意義のあるもののどちらかを満たすことを条件としました。つまらない案件は少々ギャラが高くてもパス、ということです。

といっても、移行前から手掛けていた案件は契約どおり遂行する義務があるため、移行作業は数か月は時間がかかります。それがようやく一服した、というわけです。