この記事は 乗り鉄 シリーズの初回です。
大まかな企画
自宅は飯田橋と市ヶ谷のどちらでも徒歩でいける位置にある。ローカル線に乗ることを目的とする場合、往復で違う経路を通った方が違った景色が楽しめるし、途中下車の権利が付く100km超の旅程なら、乗車賃の面でも得である。なので今回の企画は、
- 飯田橋で乗って上野から常磐線特急でいわきへ
- 磐越東線で郡山へ
- 東北本線で東京へ戻り、市ヶ谷で下車
をメインルートとした。ただ、郡山->東京は新幹線を使わないと子連れで現実的な時間に帰宅できない。
出発
えきねっとで乗車券を購入したときには、飯田橋->市ヶ谷で指定した。しかし、実際に飯田橋で発券するとこのような券面になってしまった。
ということは、最後は池袋で下車して切符を記念に持ち帰りつつ有楽町線で帰るつもりだったが、ちょっと計画変更が必要なようだ。まあこれは後の話。上野でひたち9号に乗っていわきへ。この移動中に読書が進む。
いわき到着
電車を降りた瞬間から何か焦げ臭い。この時点では何か駅前で焼肉大会でもやっているのかと思ったが、途中下車の権利を行使して改札を通るとさらに煙たく、目がヒリヒリする。これは火事だな! レアな体験である。
駅から少し歩いて現場を視認。
後で調べたら、被害は建物だけで人的被害はなかったようだ。大したことなくてよかった。
余波で若干煙たいショッピングモール内で昼飯。ここは旨かった。東京だと4000~5000円が相場の寿司が2000円で食えたよ。
磐越東線
ここからが今日の旅の本題。GoogleMapで沿線風景の見どころを確認するが、山間部はスマホの電波は途切れがちなのでもはや読書をする余裕はない。
気動車に乗ると気分が盛り上がりますね。車両のきしむ音がすごい。
この路線は、小川郷~小野新町の、夏井川沿いの自然を疾走するのが魅力だ。関東のJR線だと八高線が唯一似た雰囲気だが、磐越東線は年季の入ったトンネルが八高線にはない魅力である。たいへん素晴らしい。沿線の木の枝が車体に当たる音もいい魅力である。冬場で積雪している時期にも乗ってみたい。
短いにも関わらず中で曲がっているトンネルは、建設時の苦労を想像せずにはいられない。よくこんなところに鉄道を作るな。
小野新町で21分停車。行き違いの列車はすぐ出発したので、この長い停車時間の理由はわからん。近所を散歩しようかと思ったが地図を見ると本当に何もないので、降りずにトイレだけ行った。この時間で検札でもすればいいのに、運転手もちょっと体操をした程度。
小野新町~郡山はあまり面白い風景はなかった。息子とともに少し昼寝して到着。これにて磐越東線を走破した。
帰路
帰りは在来線のみだと帰宅が遅くなりすぎるので新幹線でショートカット。郡山は通過したことはあるが下車は初めて。思ったより大きな駅だった。駅近くの温泉に立ち寄ることも考えたが息子が拒否したのでこれはあきらめる。郡山乗車だと自由席は絶望的と予想して少し先の時間の指定席を確保し、家族向けの土産物を買ったり通過する新幹線を観たりして時間を潰す。ところで、往路ですでに上野を通っているので、上野まで新幹線で行ってしまうとルール違反である。
なので、大宮までの新幹線特急券を買って大宮で下車、残りの旅程を放棄して切符を記念として持ち帰り、あとは手持ちのPasmoで帰る。有人窓口で出て無効印を押してもらってもいいのだが、JR市ヶ谷に有人改札があったかどうか不安になったのでこれいいことにする。
実は、最初は新幹線で上野まで行く権利を確保するため、飯田橋->西船橋->新松戸の経路を通る乗車券を買おうとしたのだが、えきねっとだとなぜか東武アーバンパークライン経由の乗車券になってしまい買えなかったんだよな。