2024年6月18日 スペーシアとSL大樹

浅草発スペーシア

朝、浅草発のスペーシアで出発。我々の鉄道旅は乗る1~2日前に実施決定というのが多く、スペーシアXはマジで取れない。いつか需給が落ち着くことはあるのだろうか。
毎度のことだが、この浅草駅先頭付近はスリリング。いままで重大事故が起きてないのが不思議なくらい。

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大まかなプランは、鬼怒川公園で降りたあと、ロープウェイと猿->ホテル三日月のおぷーろ->SL大樹->下今市からJR直通スペーシア である。JR直通のスペーシアは東武で完結するスペーシアより明らかに座席が埋まるのが遅いので、予約に出遅れた場合はオススメ。

鬼怒川公園着

うーむ、マジで誰もいない。列車はほぼ満席だったが、駅に降り立つと歩行者は皆無、自動車もたまにしか通らない。

ネットで有名な元ホテルの廃墟も目撃。これは下調べしていた。いつか中にも入ってみたいものだが、子連れだとさすがに無理なのであきらめる。

徒歩で吊り橋を渡り、ロープウェイ乗り場着。ロープウェイはいいのだが、上った先のコンテンツがボリューム不足。猿に餌あげて10分ほどで終了。山歩きが好きな人ならもうちょっとあるのかもしれないが、そっちのほうまで行く観光客は見当たらなかった。

比べると、千葉県の鋸山のほうがはるかに見ごたえがある。

三日月ホテル おぷーろ

さらに散歩ついでに20分ほど歩き、おぷーろへ。けっこういい景観なのに客は我々のみでまさかの貸し切り。日曜の午後なのにいったいどうなってるのか?? 有名観光地は外国人でごったがえしてるのにここはホテル従業員しか外国人がいないし、もうちょっと本気で取り組んでほしい。まあ快適なのは良かったが、もう温水より冷水のほうが気持ちいい季節である。温水だとすぐ汗をかいてしまう。

SL大樹

これは予想よりはるかに楽しかった。デッキに出ると汽笛や煙をリアルに体感できること、沿線住民にSLに親しむ文化ができていることが大きい。後者はそう簡単にできることではないし、東武鉄道の努力なんでしょうかね?

機関車は昭和16年製。さすがの年季。

日立の「立」一角目が横棒になっているのは何か理由があったはずで、昔どこかで見たんだが思い出せねーな。

今日のクライマックスは下今市駅で。まず、スペーシアの連結を撮ろうと思ったら後進する大樹に邪魔されました。

さらに回転台。鉄道博物館のは模型っぽいが、これは本物。これを観れただけでも今回の日帰り旅行の価値はあった。

帰路

帰りはJR直通のスペーシアで。予約したときはスカスカだったが乗ると7割くらい埋まってた。乗るのは初めてだったが、栗橋で運転停車をするとき、架線のないところを慣性で通過する区間があるようで、空調と照明が切れる。またダイヤを確認すると、下りは午前のみ、上りは午後のみなので、新宿に着いた車両がどうなるのかが気になる。
品川か大宮まで回送して一夜を明かすのか、それとも栗橋まで戻して東武の管轄になるのか。いずれにしても運用に面倒のある路線だな。

特急券は新宿まで買っていたが、新宿の湘南新宿ライン特急ホームは変な場所にあるし(代々木まで徒歩でいける通路をつくってほしいレベル)、自宅へも新宿からより池袋からのほうが近いことに気づいて池袋で下車。

また、PASMOで普通に出場できたのもちょっと驚いた。JR直通のスペーシアは本数少ないし、これを使わない+改札通らない、で鬼怒川温泉から池袋まで行こうとすると、例えば曳舟から半蔵門線に直通して千代田線乗換でJRに入って池袋、とかの遠回りルートしかない。これでも栗橋・大宮経由の運賃で済むらしいことがわかったのは面白い。栗橋では改札を通っていないのに。