それはもちろん、リアルマネーの絡んだ楽しいゲームだから、ということなのですが、最近のFIREブームと絡めてちょっと言いたいことがあります。FIREの目的は概ね正しいと思います。定年退職するころになって退職金で初めてまとまった資金を手にしても、もう楽しいことにそのお金を使うには年齢的に遅いので、もっと若いうちに資金を確保したほうが人生楽しくなる。それはそのとおりでしょう。
しかし、目的を実現するための手段が、倹約やらインデックスファンドやら不動産投資、というのは明らかに非効率です。特に若い世代は、投資の元手が少ない一方、通常の仕事でも充分に稼ぐことができるので、こういう人たちにこそ危険な投機的取引に挑んでほしいと思います。
チマチマと年5%の利益の運用をする場合、2倍に増えるのに複利で約14年かかります。一方、信用取引で仕手株に全力投入して勝利すれば、2~3日で資金を2倍にするのは珍しくありません。これによって目標の資産を構築するのにかかる時間を大幅に削減できる効果はきわめて大きい。みなさんも、もし14年前に戻れるならやり直したいことはたくさんあるでしょう? 時間を稼ぐというのは莫大な価値があります。
しかも、もしそういう投機的取引で負けたとしても、資金が少ないうちは通常の仕事で得る稼ぎによって簡単に補填できます。
運用額が大きくなるほど、負けた場合に実業で補填するのは難しくなります。なので投資の初心者にこそハイリスク・ハイリターンな投資を勧めたいです。勝てばもちろんすばらしいし、負けても短期で回復可能、というならやらない理由はありません。資金が大きくなるにつれて徐々にローリスク・ローリターンな方向にシフトするのがいいでしょう。
ハイリスク・ハイリターンな銘柄を発掘するのにTacticoを役立ててもらえれば、それほど嬉しいことはありません。
ついでにいうと、FIREしてもいい資産ができたとしても、仕事はやめないほうがいいです。仕事で得られるものというのは金銭だけではありません。自分の興味のあること、社会的な意義を感じること、を基準に何をするかを自由に決定できる権利を持つ、というのが資産作りの目的と思います。金のため「だけ」の仕事から解放されること、と言い換えてもいいです。
今の僕がまさにそうですが、このTacticoであったり、Launchable社に参加したりしているのは、やることに意義を感じるからです。なので日々とても楽しいです。