報道によると今晩からのFOMCで0.75%利上げ予想が市場に広がり、それがここ数日の株価急落になっているらしいが、僕は利上げは0.5%だと思う。中央銀行の役目の1つは相場変動をなだらかにすることなので、株価にも配慮するという観点から0.5%にするだろう。仮に0.75%にすると、今後も0.75%を連打する必要に迫られる可能性が高く、それはリスクが高すぎるだろう。
仮に0.75%だったとしても、それはそれで不透明感の払拭なのでどのみち相場は揺り戻しになって、日本時間では今週木・金曜ぐらいはけっこうな株高になるのではと想定している。水曜のイブニングセッションで先物買い・コール買いをするつもり。
もっとも、全体的状況としては本格的なスタグフレーションは確実であり、長期的には株価はまだ下があるだろう。
一方FXは、世界一利上げに積極的なUSDを買い、世界一利上げに消極的なJPYを売るのが相変わらず鉄板。実は、「世界的金利高がきたならばJPYは動かず(動けず)、一方的円安になる」という読みは数年前からもっていて、3月の時点でこの読みで大胆にポジションを取ってるんだよね。3カ月で資産は50%増えました。直近では怖くなってレバレッジは落としてますが、まだ当面はUSD/JPYロングが主力部隊です。
面白いのは、プーチンの暴走から円安に火が付くまで1カ月弱のタイムラグがあったことだ。原油相場はもっと早くから反応してたのに、円相場が放置されていた時間帯がけっこうあるというのは、相場は知恵次第でいくらでも勝てるということだよな。僕はプーチンの暴走とこの円安を結びつけるシナリオは持ってなかったが、勝てば官軍である。